2016年10月24日月曜日

【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(61)


この一週間で
お見合い
山梨への旅行
髭犬祭…と
体調を崩すこともなく
いくつかの大きなイベントをこなしたマーヤ
気がつけば
いくつかできていた大きな球腫は消えていました
たくさんの人たち
たくさんの犬たち
たくさんのパワースポットでヒーリングを受けて
マーヤの体調は更に上向いたようです
病院の診察でも
もう検査や手術の必要はないと
お墨付きをいただきました
後は10月26日から始まる
トライアルを待つばかり
準備万端です

そんなわけでこの日は
我が家から徒歩圏内にあるルドリで
カレーランチをいただいた後…

一歩兄さんもトライアル前にここ来たんだって♪

足立区の舎人公園へ散歩に行ってきました


ここは我が家の愛犬エマの
ホームグラウンド的存在の公園で
以前は少なくとも週に一回は通っていました

が…


TSRに参加して
保護っ子を預かるようになってからは
まったく来ることがなくなっていました
何でだろう…

特に理由はないのですが
一歩くんはここ舎人公園に
一度も連れてきたことがありませんでした
その代わり
一歩くんは水元公園やそうか公園に
よく連れて行きました


このままいくと
我が家でお預かりする保護っ子は
みんな舎人公園に来ることはできない…
という変なジンクスが出来上がりそうだったので
マーヤにそれを破ってもらうべく
舎人公園へとやってきたわけです

舎人公園は幹線道路の交差点で
4つのエリアに区切られた大きな公園です
舎人ライナーが開通した現在では
電車を使用して舎人公園に来ることもできます


ドッグランもあります
野球場・テニスコート・陸上競技場があって
バーベキューを楽しむこともできます
Dエリアの広場では
JKCのドッグショーが行われることもありました
最近はやっているのかな…

人工的な公園ではありますが
広くて緑があって池や小さな流れがあって
自然に浸る気分を楽しむことができます

売店もあって
そこが営業しているときには
必ずアイスを買って食べています


もちろん
シュナたちにアイスはあげませんが…

エマがアイスをガン見する理由
それは…

\ アイスのコーン! /

一見どうでも良いような
人と犬とのやり取りのように見えますが
家庭犬にとっては
これだってとても大切な
飼い主とのコミュニケーションのひとつ
マーヤのように
生まれてからの決して短くない時間を
家庭犬として生活することができなかった
犬にしてみたら尚更のことです

一年半近く一度も行くことのなかった舎人公園
一度来始めると続くもので…


数日後にはアズワンの生徒さん
柴犬麗愛ちゃんと一緒に再び舎人公園

麗愛ちゃんとマーヤは
体のサイズが同じくらいだった頃からの
お付き合いです
今ではすっかり
麗愛ちゃんも大きくなりました
毎週水曜日は
麗愛ちゃんとマーヤが一緒に散歩する日
この二頭が一緒に散歩をするのも
とりあえずこの日が最後となりました

犬という生き物は本当に不思議な生き物です
人間がどんなに頑張っても作ることができない
大切なご縁をいとも簡単に結び付ける能力を
すべての犬が持っています


人間なんてどうしようもない無駄な接待とかして
それでも繋がり作れなかったりするのですが
犬はただそこにいるだけで次々と不思議な縁を
作り上げていきます
エマもマーヤも麗愛ちゃんも…
みんな不思議で大切な縁を
僕のところに引っ張ってきてくれました
本当にありがたいことです


犬たちが作り育んでくれた
そんなありがたいご縁の中で
ほんの少しだけど
マーヤに家庭犬としての過ごし方を
体験させてあげることができたんじゃないかと…
そんなことを感じた11ヶ月間でした


そんな不思議な縁の力は
日に日に強くなっているように感じます
感じたように思ったように物事が動く…
というか動いてしまう感覚です
ちょっと怪しい話になるので
信じる人だけ信じてくれれば…


小さなマーヤもたくさんの大きな縁を
僕のところに届けてくれました


これからはもう
マーヤの好きなように
自分のためだけの大切なご縁を
しっかり掴んでくれれば…

君は望まれた子供
そして偉大な母

お預かりを始めるときに
この子をmajaと名付けたのは
心からそう思ったからです
今でもそう思っています

わっー!! めっちゃ楽しい!!

って思いながら
毎日を生きてもらいたい


どこに行って何をしても大丈夫
あれから一年経って
今ではみんなが君の事を知っていて
みんなが君の事を見守っているから

犬を、はなさないでください
離さないでください
放さないでください
絶対に

犬は人間の所有物ではないのです
空に返るまでのお預かりだってこと
決して忘れないようにしたいですね

一度離されて放されたマーヤ
もう決して
離されることも放されることもありません

J.Takagi


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