2015年8月20日木曜日

【TSR】 保護シュナ一歩くんお預かり日記 (3)


一歩くんは8年7ヶ月の犬生の中で、一人で寝るという経験がまったくなかったそうです。
そして、留守番をするという経験もまったくないとのことでした。

何があっても片時も離れることなく、飼い主さんが愛犬の側にいることができるのならそれで良いと思います。
というか、犬と生活する上で、それ以上理想的な生活はありませんよね。

でも、実際問題として、多くの飼い主さんがそれを実現することはかなり難しのではないかと思うのです。
冠婚葬祭、急な怪我や病気、その他突発的な事情によって、犬はいつも一緒のはずの飼い主さんと離れなければならない機会が必ずやってきます。
愛犬が、短時間の留守番やクレート・サークルの中でひとりで過ごすことをまったくできない犬になってしまうと、いつかきっと困るときがあるはずです。
一人きりの留守番にならなかったとしても、ドッグホテルやデイ預かり施設に預けられて一日中鳴きっ放しなんてことになってしまうと、犬にもそれ相当の負荷がかかることになります。

一歩くんは8歳になりますが、これからきっとそんな機会が訪れるだろう…ということで、少し一人で過ごすことに慣れるトレーニングを始めることにしました。

元の飼い主さんとの生活の中では、一歩君はいつも飼い主さんと一緒に寝ていたそうです。
犬と一緒に寝ると、人はとても癒されます。
犬もきっと安心して眠ることができると思います。
でも、いつもいつも飼い主さんと一緒に寝ていると、その犬は飼い主さんが一緒にいないと淋しくて眠れなくなってしまうということもあります。

ということで、まずはサークルの中でひとりで眠ることができるように、一歩くんと練習してみました。
一歩くんは、指示でクレートやサークルに入ることも苦手なので、ハウス練習も兼ねてトレーニングしていきます。

一歩くん、サークルの中に入ると、落ち着かない様子でクンクンと鼻鳴き開始。
サークル内で過ごすことに慣れていないので、これは仕方のないことです。
サークルの中で落ち着いて過ごすことができるように、飼い主さんからお預かりしてきたぬいぐるみやタオルを一緒に入れてあげます。
そして、サークルの中にいることが好きになるように、一歩くんの大好きなフードやおやつを与えてみます。
コング等の知育玩具にフードやおやつを入れて与えると、サークルの中で遊びながら食べることができます。
知育玩具を与えることは、犬にサークルを好きになってもらうのに打って付けの方法です。

まだサークルで過ごすことに慣れきっていないので、一歩くんは時折鼻鳴きしたり、耳や首を掻いたり(耳ダニ治療中の影響もあるかもしれません)、軽く尻尾追いをしたりと、ストレスを感じているよな仕草を見せていました。
でも、練習を重ねるごとに、その頻度は減ってきています。
8歳の一歩くん、若者に負けない勢いでいろいろなことを覚えてくれます!
これからのトレーニングが楽しみです♪

が、しかし…留守番は本当に苦手というか、現時点ではほぼできない状態です。
僕がリビングから出て扉を閉めるとクンクンクンクン…と鼻鳴き、そのまま2分ほど放置すると鼻鳴きに悲鳴が入ってきます(^^;;
これは一日二日ではどうすることもできないので、一人になっても吠えない時間を延ばせるようにトレーニングしていきたいと思います。

留守番上手なエマが、一歩くんにお留守番の心得を教えてあげてくれると楽なんだけどな(笑)


J.Takagi

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