2005年11月8日火曜日

初めてのお留守番

今日からは通常どおり、二人とも朝から仕事に出る。
エマ、初めての長時間留守番。
かみさんが家を出るのは、9:00
帰宅は17:00過ぎ。
月~金は、8時間強、エマだけで留守番することになる。
2ヶ月過ぎの子犬にしてみたら過酷だと思うけど、頑張って慣れてもらうしかない。

9:00頃、かみさんから、「朝はとっても良い子だったよ。
トイレシートもいたずらしなかったよ。」というメールが来た。
ふーん、そうか、珍しいな…悪い事の前触れじゃないといいけど…
と、この時ちょっと思ったりした。

16:30頃に、「17:30までには家に帰れそう。」と、かみさんからメールが届く。
今日は帰ってから、エマがいたショップに行く予定になっている。
(保険の申込書に添付する毛を抜いてもらうため。自分たちでやってみたけど、シュナウザーの毛って本当に抜けない…)
18:00前に会社を出て帰宅。

日比谷線に乗っていると、かみさんからメールが…
「吠えて唸って全然だめ。エサあげられない…」
かれこれ1時間近くそんな状態が治まらないらしい。
やっぱり留守番のせいでパニックになっているのか…
とにかく家へと急いだ。

家に着くと、かみさんが玄関の前に立っていた。
「どした?」
「吠えるから、外に出てたよ。まだエサあげられないんだ…」
19:00を回っていた。
もう1時間半もこの状態だったのか…
もう今日はショップ行ける様な状況じゃないな…
とにかくエマの様子を見るために、家の中に入った。
エマが走り回る音と、クンクンと鳴く声が聞こえる。
リビングに置いてあるサークルの中を見ると、エマがクンクン鳴きながら前足で地団駄を踏んでいた。
「ちょっと俺がやってみるから…」
エサの入ったエマ専用皿を持ってサークルの前にしゃがんで、「座れ」と言ってみた。
エマはクンクン鳴きながらもちゃんと座ったけど、「待て」と言って扉を開けようとすると、座ったままずるずると後ずさりして、
「う~っ! わわわわんっ!!」とものすごい勢いで吠え出した。
もう一度、同じ事を繰り返してみたけど、結果は同じ。
普段はほとんど目を合わせないエマが、目を見ながら吠えてくる。
そして、サークルの中をものすごい勢いで駆けずり回り始めた。
《扉を開ける前は座れ→待て》というルール、今日の朝までは、時間が掛かってもなんとかとできていた。
でも、今はできそうな雰囲気はまったくない。
初めての長時間留守番のストレス、まだ信用できない飼い主からの命令、不慣れな座れと待て…
いろんなことがごっちゃになって、訳がわからなくなってる感じだ。
ご飯の前の座れと待ては必ずさせるようにしたいけど、このまま無理をさせても何も良いことはないので、やり方を変えることにした。
サークルの扉を開けて、エマがサークルから飛び出さないように、体をサークルにぴったりくっ付けた。
また暴れるかと思ったけど、クンクン鳴くくらいでおとなしい。
「すわれ」というと、素直に座った。
エサの入った皿をエマの前に置き、「待て」というと、エマは座ったままエサを見つめて固まった。
すぐに「よし!」で、エサを食べさせた。
いつものようにエサにがっつくエマ。
皿の中に手を入れても怒らなかった。
えらいことになったけど、とりあえず良かった。

2日ほど前、「エマもまだウチに来たばかりだから、いろいろやらせるよりも、もっと仲良くなるように接した方が良いんじゃないかな?」なんて事をかみさんが言っていた。
「でも、最初から思い通りにさせちゃうと後が大変だから、少し厳しいかなぁーくらいでいいと思うよ。」 と俺は答えたんだけど、かなりの失敗だったようだ…
飼い主に慣れていないうちから長時間の留守番をさせられて、帰ってくるなり座れだの待てだの言われたら、パニックになるのは当たり前だ。

まだ2ヶ月のパピーに無理難題を押し付けてしまったようだ。
本やネットでいろいろ勉強したつもりだったけど、犬によって性格も違うし、生活環境も全然違う。
教科書どおりにやろうとし過ぎたようだ。
留守番が長くなるからなぁ…ウチの場合は…

1時間後、かみさんがぬいぐるみでエマを遊びに誘ったが、エマは段ボール箱の中に…出てこない…
かみさんが、「このままじゃ仲良くなれない…かわいいと思えない…」と言って、リビングから出て行ってしまう…

はぁ…明日から何か考えないと…

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